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2026年10月28日(水)
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福山通運が11月2日に運賃改定 2024年度比で2割程度の値上げへNEW

福山通運は2026年10月27日、新しい届出運賃を11月2日から適用すると公表した。2024年度運賃に比べ20%程度の値上げとなる。休日配送割増料金も11月23日から1個50円引き上げられる。

福山通運が11月2日に運賃改定 2024年度比で2割程度の値上げへ

福山通運は2026年10月27日、新しい届出運賃「2026年度運賃」を11月2日から適用すると公表した。2024年度運賃に比べて20%程度の値上げとなり、上げ幅は距離と重量によって異なる。休日配送割増料金も11月23日の集荷・配達分から、1個あたり200円を250円に引き上げる。

背景

同社は2026年10月27日付で「新届出運賃 2026年度運賃適用開始および休日配送割増料金の改定のお知らせ」を公表した。新運賃の適用開始は11月2日。休日配送割増料金の改定は11月23日の集荷・配達分から適用される。

同社は改定の理由として、トラックドライバーの時間外労働の上限規制、車両の整備費用の上昇、物流業界を取り巻く厳しい環境を挙げている。これまではコストの削減と効率化によって運賃を据え置いてきたが、安定した輸送サービスを続けるために改定が必要だとしている。

届出運賃は、運送事業者が国に届け出る運賃の体系である。実際の取引は個別の契約で決まるため、届出運賃の改定がそのまま請求額に反映されるとは限らない。ただし、交渉の出発点となる水準が2割上がることになる。

事業者への影響

通販事業者にとっての論点は、値上げの幅そのものより、基準が切り替わる時期と交渉の順序にある。確認したいのは次の4点だ。

  • 自社の契約が届出運賃を基準にしているか、個別に取り決めた運賃か
  • 契約の更新時期と、11月2日以降の最初の請求で何が変わるか
  • 休日配送を使っている場合、11月23日以降に増える1個あたり50円の扱い
  • 送料無料のラインや同梱の設計が、2割の上げ幅に耐えられるか

休日配送割増の50円は、単価の低い商品を扱う事業者には重い。1件あたりの粗利が数百円の商品で、土日祝の出荷と配達を標準にしていれば、増加分がそのまま粗利から引かれる。出荷日の設計を見直すか、休日配送を選べる形にするかの判断になる。

送料の見直しは表示にも関わる。送料無料のラインを上げる場合も、商品価格に転嫁する場合も、価格表示を変える作業が伴う。モールに出店している場合は、各モールの送料設定の変更手順と反映までの日数を先に確認しておきたい。11月2日は月曜で、週明けからの適用になる。

今後の見通し

届出運賃の改定は、同社だけの動きにとどまらない可能性がある。ドライバーの時間外労働の上限規制と車両費の上昇はどの事業者にも共通するため、他の特別積合せ事業者が続くことも考えられる。複数社と契約している事業者は、各社の改定の時期と幅を並べて比べる準備をしておくとよい。今回の改定が実際の請求額にどこまで反映されるかは、個別の契約交渉次第とみられる。

出典

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