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D-SHOGYO
2026年10月25日(日)
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Googleの口コミ異議申し立てが再び滞留 本人確認で政府発行IDを求めるテスト

Googleはビジネスプロフィールの口コミ異議申し立てについて、処理が遅れているとヘルプコミュニティで認めた。米国時間10月20日には、本人確認で政府発行IDの提出を求める画面も報告されている。

Googleの口コミ異議申し立てが再び滞留 本人確認で政府発行IDを求めるテスト

Googleビジネスプロフィールの口コミに対する異議申し立てで、処理の遅れが続いている。Googleの担当者がヘルプコミュニティで遅延を認め、保留中の案件について回答時期は示せないとした。米国時間2026年10月20日(日本時間10月20日夜)には、プロフィールの本人確認で政府発行IDの提出を求める画面も報告された。プロフィールの管理手続きが、複数の経路で同時に重くなっている。

背景

異議申し立ては、ガイドラインに反するとみられる口コミの削除をGoogleに求める手続きである。Search Engine Roundtableによると、GoogleのDan Boguslavsky氏がビジネスプロフィールのヘルプコミュニティのスレッドに、口コミ関連の申し立てが多く処理時間が延びていると投稿した。保留中の案件について具体的な回答時期は示せないとし、同じ申し立てを重ねて出さないよう求めている。同メディアは、同種の遅延が2025年3月などにも起きていたと指摘した。

もう1件は本人確認である。ローカル検索のフォーラムに、プロフィールの確認手続きで政府発行IDの写真をアップロードするよう求める画面が報告された。画面には、IDは確認のみに使われ公開されないという説明が添えられている。報告したのは1名で、2週間ほど前に遭遇したとしている。

Googleのビジネスプロフィールのヘルプページでは、確認の方法として電話またはSMS、メール、ビデオ通話、郵送の4つが挙げられている。本紙が確認した時点で、政府発行IDに関する記載は見当たらなかった。同ページは、確認方法はGoogleが自動的に決めるもので、利用者側では変更できないとも書いている。Googleの公式な説明は出ていない。

事業者への影響

口コミの側は、見込みの立て方が変わる。事実と異なる投稿や、来店していない人物からとみられる投稿に気づいても、削除までの期間が読めない。申し立てを出したうえで、公開の返信で事実関係を書き添える対応を並行させておきたい。返信は削除の代わりにはならないが、投稿を読む側に判断の材料を残せる。

重複して申し立てを出すのは避けたい。Googleが明示的に求めている点であり、処理の順番がさらに後ろへ下がる可能性がある。店舗側で先に決めておけることは3つある。

  • 口コミを確認する担当と頻度を決め、投稿から返信までの日数の目安を置く
  • 削除を求める基準(虚偽、無関係、個人攻撃など)を社内の文書にしておく
  • 申し立てを出した案件の受付日時と内容を記録し、重複を防ぐ

本人確認の側は、テスト段階のため国内で同じ画面が出るとは限らない。ただし多店舗を運営する事業者にとって、確認手続きが止まると新規拠点の掲載が遅れる。拠点の追加を予定しているなら、確認に使える情報を前もって整理しておく余地がある。身分証の提出を求められた場合に誰が判断し、誰が提出するのかを決めておくことも、いま済ませられる準備である。

2件に共通するのは、プロフィールの管理をGoogleの処理速度に預けている部分が増えているという点だ。口コミの削除も拠点の確認も、待つ以外にできることが少ない。待っている間に動かせるのは、返信の文面と店舗情報の鮮度である。

今後の見通し

異議申し立ての遅延がいつ解消するかは示されていない。過去の遅延は一定の期間で収まっており、今回も同様に推移する可能性がある。ただしGoogleは期限を示しておらず、年内いっぱい続く展開も否定できない。

政府発行IDによる確認については、Googleが正式に案内していない段階であり、取り下げられる可能性もある。Search Engine Roundtableは、ローカルサービス広告における専門職の資格確認に使われている仕組みではないかという見方を示しているが、裏付けは取れていない。国内の店舗は、確認方法が増えたと断定せず、ヘルプページの記載が更新されるかどうかを見ておきたい。

出典

※本紙の発行元であるLAMP株式会社は、検索エンジン最適化および運用型広告の支援業務を行っている。本記事で扱うGoogleの各サービスは、同社の業務で使用している。

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